乾燥肌改善マニュアル

肌にいい環境づくり

乾燥肌対策の第一は肌にいい生活習慣をつくることです。まずは表皮の角質層を健康な状態に保って肌のバリア機能を高めることが大切で、28日間隔のターンオーバーが正常にできるようにすることです。

 

保湿の中心成分であるセラミドはターンオーバーの時にいっしょにつくられるもので、ターンオーバーの機能が低下するとセラミドも減ってしまいます。

 

ではセラミドをつくるにはどうすればいいかということになりますが、ここでは肌の新陳代謝を向上させるスキンケアと、日頃の生活での運動や入浴などでの新陳代謝の向上の2つが必要です。

 

セラミドを含んだサプリメントもいろいろ発売されていますが、原料は小麦、大豆、米、魚などとなっており、普段の食生活で献立を多少意識することでも摂取できます。

 

保湿のスキンケアとしては、ビタミン化粧水+保湿美容液+保湿乳液+クリームが定番となっています。ご存知の人も多いかと思いますが、基礎化粧品はサラサラしたものから順に粘りのあるものを使うのが基本で、まずは肌の奥まで浸みこむものを優先させると考えればわかりやすいはずです。

 

成分としては、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分の高いものを使いたいところですが、これらは水に溶け込まないのが難点で、中にはナノテクノロジーの技術を駆使した製品もありますが、これは非常に高価なので誰もが使えるものでもありません。

 

そこで、クリームなどよりも水に配合した方が安定性のよい成分であるビタミンC誘導体配合の化粧水などが価格的にも手頃で肌には効果的となります。化粧水でビタミン補給をしてから美容液、乳液、クリームでセラミドやヒアルロン酸配合のものを使えばいいでしょう。